ふるさと納税

ふるさと納税を個人事業主はやった方がいい?どんなメリットがありますか?

目安時間 11分

個人事業主としてアフィリエイトをやっているIさんからこんな質問を受けました。

今、アフィリエイトをやっていて、年間500万円ぐらいの収入があります。
ふるさと納税関連のアフィリエイトしているのですが、自分ではあまり理解できていません。
個人事業主の私は、ふるさと納税をやった方がいいのでしょうか?
ふるさと納税は返礼品をもらえるほかにどんなメリットがあるのでしょうか?

Iさんのご質問のポイントは、

・個人事業主(アフィリエイター)はふるさと納税をやった方がいいのか?
・ふるさと納税は返礼品をもらえる以外にどんなメリットがあるのか?

という点です。

ふるさと納税のポータルサイトなどで、例えば、最大自己負担金2,000円でふるさと納税した自治体から返礼品をもらえるというふるさと納税のメリットが紹介されているので、ふるさと納税はお得感があるということはなんとなく理解されていると思います。

ですが、ふるさと納税をやる方は、ほとんどがサラリーマンの方です。

そのため、ふるさと納税のポータルサイトでは、サラリーマン目線を中心として、ふるさと納税のメリットが紹介されていると思います。

個人事業主からの視点からするとちょっと物足りないところや個人事業主だからこそふるさと納税をやった方がよいメリットまでは紹介されていないですよね。

個人事業主のアフィリエイターIさんを例として、ふるさと納税を個人事業主がやった方がいいと思う理由と具体的なメリットをまとめていきたいと思います。

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個人事業主のアフィリエイターIさんはふるさと納税をやった方がいいのか?

人それぞれ、考え方がありますので、私の考え方が絶対に正しいとはいえませんが、個人的には、個人事業主のアフィリエイターはふるさと納税をやった方が良いと思います。

なぜ、そのように思うのかというのをご説明いたします。

アフィリエイターのIさんは、楽天やアマゾンで食料品や電化製品を購入して、レビュー記事を書いて、楽天・アマゾンのアフィリエイトをされているそうです。

さらに、Iさんは、この楽天やアマゾンのアフィリエイトのために購入している食料品や電化製品をレビュー記事を書くために必要なコストとして、必要経費にしているそうです。

しかし、食料品であれば、自分のプライベートな満足も満たされるし、電化製品であれば、レビュー記事を書いた後も使用し続けるものであるため、一般的には、必要経費にすることはできないんです。

ですので、Iさんには、「レビュー記事用に購入した商品を必要経費にするのは、リスクがあるので、やめておきましょうね」とお伝えしておきました。

話しは戻るのですが、

仮に、アフィリエイターのIさんの年収500万円がすべて楽天やアマゾンからのアフィリエイト報酬だとすると、アフィリエイト報酬500万円を得るために使ったはずの商品購入代金はまったく経費にすることはできない。

さらに、Iさんは、アフィリエイト作業を実家でやっているので、サーバー代・ドメイン代・電気代などは必要経費にできますが、それって、必要経費になる金額としてはそれほど大きくないですよね。

アフィリエイターのIさんのサーバー代、ドメイン代、電気代、その他もろもろでも必要経費は、年間で5万円ぐらいだそうです。

つまり、アフィリエイターIさんは、所得(=収入-必要経費)は、495万円(=500万円-5万円)ということになります。

収入と所得がかなり近しい金額となるのです。
(青色申告をしていれば、青色申告特別控除65万円があるので、所得は495万円-65万円=430万円となります)

そんな方へ、ここで、ふるさと納税の登場です。

ふるさと納税は、ふるさと納税をした額から2,000円を引いた額を必要経費のように所得金額から差し引くことができるんです。

例えば、ふるさと納税を5万円したら、4万8千円は必要経費と同じように所得金額から差し引けるイメージです(所得の40%までという制限はあります)。

ちなみに、所得税は、課税所得金額というものに税率を掛けて計算されるんです。

この所得税率を掛ける対象となる『課税所得金額』は、

(課税所得金額はどうやって計算するの?)

収入-必要経費-所得控除=課税所得金額

という風に計算されます。

『所得控除』には、配偶者控除、扶養控除、勤労学生控除、寄附金控除、基礎控除などがあります。

収入からは、『必要経費』と『所得控除』っていうものが差し引かれていますが、ふるさと納税は、『所得控除の中で、寄附金控除』というものに分類されます。

『必要経費』=出したお金の全額がコストになる
『所得控除(寄附金控除)』=出したお金から2,000円を差し引いた金額がコストになる

といった違いはありますが、ともに、収入から差し引けるという意味では同じです。

また、所得税はこんな感じに計算されます。

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(所得税はどうやって計算するの?)
課税所得金額×税率-控除額=所得税

(税率と控除額はこうやって決まっています-所得税の速算表)

そのため、課税所得金額少ないほど、所得税額は少なく済むということです。

必要経費だろうが、所得控除だろうが、その金額が大きいほど『課税所得金額』は少なくなり、所得税額は少なくなるということです。

Iさんのように、個人事業主のアフィリエイターの方ですと、比較的、必要経費にできる範囲が限られています。

その一方で、ふるさと納税をすれば、その経験をレビュー記事として、アフィリエイトのネタとすることができますし、個人的な目的でふるさと納税したとしても、ふるさと納税したものは、必要経費と同じように所得金額から差し引くことができます。

・ふるさと納税をした経験はアフィリエイトのネタとして使える
・ふるさと納税は必要経費と同じように所得金額から差し引ける

という点があるため、個人事業主のアフィリエイターはふるさと納税をやった方が良いと思うのです。

個人事業主のアフィリエイターIさんはふるさと納税をやるとどんなメリットをあるのか?

個人事業主のアフィリエイターIさんが、ふるさと納税をやるメリットとしては、

・ふるさと納税をした経験はアフィリエイトのネタとして使える
・ふるさと納税は必要経費と同じように所得金額から差し引ける

だけではなく、翌年支払う住民税の額を安くすることができるというメリットがあります。

ふるさと納税は、例えば、1万円分ふるさと納税をすると、自分がチョイスした1万円分の返礼品をもらえるとともに、自己負担金2,000円を除いた8,000円が最大戻ってくる制度というものですよね。

(ふるさと納税のイメージ)

『戻ってくる金額』は、個人が納めている「所得税」と「住民税」を原資として、ふるさと納税で支払った金額の一部が戻ってくるんです。

(ふるさと納税の還付金原資イメージ)

支払うべき「所得税」「住民税」がある人はふるさと納税すると、還付される金額がある。最大自己負担2,000円でふるさと納税の返礼品をもらえるという制度です。

個人事業主は、前年の所得を翌年の3月15日までに、確定申告し、所得税を納付します。

2019年1月1日~12月31日の所得は、2020年3月16日(2020年の3月15日は日曜日のため、翌営業日の3月16日となっています)までに、確定申告書を作成して計算し、所得税も計算して納付することになります。

その一方で、住民税は、2020年3月16日(月)までに申告した所得金額をベースに、市区町村役場が住民税を計算し、個人の住所宛に納付書を送ってきますので、その納付書で、住民税を2020年~2021年に分割して納付していくことになります。

ふるさと納税をしている場合には、住民税の額も少なくなりますので、2019年の間にふるさと納税をしておけば、2020年に住民税として自分のお財布から出ていく金額を少なくすることができるんです。

ただ、ふるさと納税で税金が少なくできるのには上限がありまして、ふるさと納税によって最大限のメリット(所得税を少なくすること、住民税を少なくすること)を受けるためには、住民税の約2割が上限(厳密には、住民税所得割額の2割まで)で、ふるさと納税をした額から2,000円を引いた額の分だけ、税金の支払い額を少なくできます。

まとめ

個人事業主のアフィリエイターですと、必要経費とできる範囲は限られますよね。

ふるさと納税をやると、上限はありますが、必要経費と同等にふるさと納税として納付した額を所得から控除し、所得税を少なくできたり、翌年に支払う住民税を少なくできたりします。

また、ふるさと納税した経験は、レビュー記事などでアフィリエイトにも役立てることができますので、個人事業主のアフィリエイターは、節税できるというメリットだけでなく、将来の収入源もできるというメリットもありますよ。

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管理人のけんけん先生です。

普通に顔出ししてもよかったのですが、税理士資格を持ちつつ、サラリーマンもしているので、、、何かと面倒じゃないですか、、、それなので、このブログでは「けんけん先生」として活動しています。

私は、普段、経理マンとしてお仕事しつつ、こんな感じでネットビジネスもやっています。

税理士さんが税金を解説するための税金関連サイトは星の数ほど作られています。

そんな税理士さんたちが作っているサイトですが、ネットの世界で情報を発信しているにもかかわらず、ネットビジネス専門の税金関連サイトって、ほとんどないです。

ですが、私は、このサイトを通じて、ネットビジネス専門の税金関連情報を発信しています。

なんで私がそんなサイトが必要だと思って、このサイトを立ち上げたのか?を書くと長くなってしまうので、こちらにまとめてました。

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