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副業YouTube収入で30万稼いで25万のパソコンを買ったら確定申告は不要?

目安時間 7分
本業はサラリーマン、副業としてYouTubeをやっているHさん。
YouTubeの動画投稿で最近収益が上がってきて、今年30万円の収入が発生しました。
せっかく収入があったので、YouTube編集用のパソコンとして、25万円のパソコンを買いました。
収入30万円でパソコン代金が25万円ですから、差し引き所得が5万円なので、確定申告しなくても大丈夫ですよね。
ちなみに、収入金額も大きくないので、個人事業主として開業届は出していません。

 

こんな風に悩んでいるHさんですが、本当に確定申告不要なんでしょうか?

本業のサラリーマンの所得を『給与所得』っていうんですが、『給与所得』がある人が副業で20万円超の所得がある場合には、所得税の確定申告をしなくてはいけないことになっています。

そこで、Hさんのお悩みのポイントとなるのは、

1、個人事業主として開業登録をしていなかったとしても経費は認められるの?
2、購入したパソコン代金25万円を経費にしてもいいの?
3、所得税の確定申告は不要なんだろうか?

というところです。

Hさんの例を参考に、副業収入の経費、購入したパソコン代金を経費にしてもよいか、所得税の確定申告は不要なんだろうかについてまとめてみます。

個人事業主として開業登録をしていなくとも経費は認められるのか?

本業のサラリーマンが個人事業主として開業登録を出すって、よっぽど収入が大きくならない限りはやらないと思うんです。

イメージとしては、

本業のサラリーマン収入≦副業のYoutubeの収入

に近い状態になったときにそろそろ開業届を出さなくてはな~って思うのではないでしょうか。

では、開業届を出さなないとまったく経費が認められないかというとそういうことではありません。

稼ぐつもりでやっているものについて、その稼ぐために必要となるコストは経費として認められます。

ちなみに、事業として認められる規模での所得を「事業所得」、事業として認められるほどの規模ではない所得を「雑所得」っていう風に税法では分類しています。

事業として認められる規模とは、その収入が生活を維持する上で重要な収入っていったような意味です。

HさんのYouTubeの収入は30万円で、事業的な規模の収入とはいえませんので、雑所得としてカウントされます。

そして、雑所得は、以下の式で計算されます。

雑所得=収入-必要経費

Hさんの場合、YouTubeの収入が30万円で、パソコンの購入代金が25万円ですので、仮にパソコン購入代金のすべてが必要経費として認められるとすると、Hさんの雑所得は次のように計算されます。

雑所得=30万円-25万円=5万円

ただ、パソコン代金25万円、すべての経費にしてもよいのでしょうか。

それを次に考えていきますね。

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副業のYouTube動画編集に必要なパソコン25万円は全額経費にしてもいいの?

副業の所得が「事業所得」の場合、作成しなくてはいけない書類は面倒くさいんですが、税務上、有利な取扱いを受けることができる『青色申告』っていうものを採用できるんです。

青色申告をしている事業者については、少額減価償却資産の特例っていうものが認められていまして、30万円未満の減価償却資産(パソコンなど)を取得した場合には、即時に費用(経費)とすることができます。

しかし、副業の所得が「雑所得」の場合、『青色申告』が採用できず、「白色申告」になるため、10万円以上の減価償却資産を取得した場合には、「減価償却」っていうものをしなくてはならず、減価償却資産の耐用年数に渡って費用化していくことになります。

そのため、購入した年に購入代金をすべてを経費にするのではなく、耐用年数に渡って費用化していくことになります。

ちなみに、減価償却資産であるパソコンの耐用年数は4年ですので、4年間にわたって費用化(経費と)していくことになります。

それでは、Hさんのケースに当てはめてみます。

HさんがYouTube動画編集に必要なパソコンを2018年10月に取得したとしましょう。

そうすると、Hさんが2018年に必要経費としてできるパソコン代は、

25万円÷4年×3ヶ月/12ヶ月=15,625円

となります。

そのため、Hさんの所得を計算すると、

YouTubeの収入30万円-パソコンの減価償却費15,625円=284,375円>20万円

となります。

Hさんの副業の雑所得は20万円超となるため、所得税の確定申告が必要っていうことになります。

まとめ

副業はその規模によって、「事業所得」もしくは「雑所得」になります。

雑所得であったとしても、所得を獲得するために必要なコストなのであれば、必要経費として、所得計算するにあたって、収入から控除することができます。

ただ、減価償却資産を取得した場合に、副業の規模が事業所得と判断される規模で、かつ、青色申告承認申請がされている場合には、その減価償却資産が30万円未満の場合には、即時に費用(経費)として認められます。

その一方で、所得の規模が「雑所得」程度である場合には、青色申告を採用できず、減価償却資産の取得価額が10万円以上の場合には、原則として、減価償却し、その減価償却資産の耐用年数に渡って費用化していくことになります。

また、給与所得がありつつ、それ以外の所得が20万円超のときには確定申告が必要となりますので、ご注意ください。

もし、こちらで取り上げた例以外でも、ネットビジネスをやっていて、税金や経理処理などで疑問に思うことがありましたら、 お気軽にご質問ください。

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ちなみに質問箱は!!!⇒こちら

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普通に顔出ししてもよかったのですが、税理士資格を持ちつつ、サラリーマンもしているので、、、何かと面倒じゃないですか、、、それなので、このブログでは「けんけん先生」として活動しています。

私は、普段、経理マンとしてお仕事しつつ、こんな感じでネットビジネスもやっています。

税理士さんが税金を解説するための税金関連サイトは星の数ほど作られています。

そんな税理士さんたちが作っているサイトですが、ネットの世界で情報を発信しているにもかかわらず、ネットビジネス専門の税金関連サイトって、ほとんどないです。

ですが、私は、このサイトを通じて、ネットビジネス専門の税金関連情報を発信しています。

なんで私がそんなサイトが必要だと思って、このサイトを立ち上げたのか?を書くと長くなってしまうので、こちらにまとめてました。

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