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会社員が副業でアドセンスやると節税できるって聞いたけどほんと?

目安時間 9分
サラリーマンとして働いているJさん。
サラリーマンとして年収は400万円ぐらい。副業のアドセンス収入は月2万ぐらい(年間24万ぐらい)。
副業のアドセンス収入は経費が認められるって聞いたんだけど、パソコン代だったり、プロバイダ費用だったりを経費にすると、収入は少なくても節税できるって聞いたんだけど本当???

サラリーマンはご存知のとおり、、、えっと、ご存知だとは思いますが、、、

経費っていうのは認められていません。

経費が認められると、収入から経費を控除して、支払う税金を少なくすることができるんです。

ですが、個人事業主として働いている方は、事業に必要な費用であれば、経費として認められるんです。

事業であること&事業に必要な費用っていうところがミソですね。

では、Jさんの場合のお悩みの『副業アドセンスで節税できるかどうか』は

 

1、副業のアドセンスは事業なのか?
2、パソコン代とかプロバイダ費用は事業に必要な費用なのか?

 

っていう2つのポイントに該当するかどうかにかかっています。

節税できるためとはいえ、経費にできるかどうかの判断ってわかりにくそうですよね。

そんなわかりにくそうな副業と経費の関係をまとめてみます。

Jさんの副業アドセンスは事業として認められるんでしょうか?

パソコン代など、どんな範囲まで経費として認められるんでしょうか?

副業のアドセンスは事業として認められるんでしょうか?

副業のやっている場合、それが事業的な規模なのかどうかっていうのを基準として、事業かどうかっていう風に税法では判断されています。

この「事業的な規模」っていう言葉ですが、簡単な言葉で言い換えますと、

生活をするために必要な収入の規模

かどうかっていうのを意味しています。

副業のアドセンスの所得は、「事業所得」もしくは「雑所得」っていうものに分類されるんですが、「事業所得」に分類される方が税務上も有利なので、知っている人はできる限り「事業所得」にしたいと思うんです。

例えば、どんなメリットがあるかというと、「事業所得」に分類されると事業所得が赤字の場合、他の所得からその赤字分を控除できるっていうメリットがあります。

これを、税法上の用語で『損益通算』っていいます。

『損益通算』は「損失(赤字)」を「利益(黒字)」と「通算(合計して計算)」できるっていうことですね。

ですので、副業のアドセンスに関する経費がいっぱい認められて、赤字にすることができるのであれば、黒字の給与所得と合算(損益通算)することによって、結果として、税金を少なくすることができ、節税につながりますよね。

一方で、副業のアドセンスの所得が「雑所得」っていうものに分類されてしまうと、「雑所得」が赤字にしたとしても、給与所得の黒字とは合算(損益通算)できないんです。

では、Jさんの副業の月々2万円のアドセンス収入は、「事業的な規模」に該当して、給与所得と損益通算できる「事業所得」に該当するでしょうか?

月々2万円の収入は、生活の役に立っているお金だとは思いますが、『生活をするために必要な収入規模』と言えないですよね。

主観的には(自分としては)、生活上、必要な資金なんです!って主張はできると思いますが、客観的には(他人からみると)、その副業の収入ってなくても生活できるよね?って言われる規模だと思うんです。

その収入が『生活をするために必要な収入規模』かどうかは”客観的”であることが必要です。

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ですから、Jさんの収入は、「事業所得」とはならず、「雑所得」に該当してしまうために、副業のアドセンス収入を赤字にしても、節税はできません(損益通算できません)。

副業のアドセンス収入の経費としてパソコン代は経費になる?

副業のアドセンス収入が損益通算できない「雑所得」だとしても、「雑所得」がプラスで、給料の税金のほかに追加で税金を払わなくていけないってイヤですよね。

少なくとも、副業のアドセンス収入の月々2万円(年間24万円)と同じ額だけの経費を認めてもらって、「雑所得」は0(ゼロ)もしくはそれに近い金額に抑えておきたいものです。

アドセンスに関連して使ってコストであれば、それが全て、経費として収入から控除できるわけではありません。

収入を得るために必要な費用でないと経費として認められません。

Jさんのパソコン代やプロバイダ費用はどうでしょうか?

確かに、アドセンスを始めるために、パソコンを購入しました。アドセンスを始めるために、プロバイダと契約してインターネットをひきました。アドセンスで収入をえる目的以外では、パソコンを使用していませんし、インターネットもやっていません。

っていう状況であれば、アドセンス収入を得るためにパソコン代やプロバイダ費用がかかったと説明することはできます。

しかし、アドセンス用のブログを作成する目的以外で、ご飯を食べに行くから、パソコンでネットサーフィンを楽してお店を選んだり、趣味で撮った写真をパソコンで加工・保存するためにパソコンを使ったりしているような感じで、アドセンス収入を得る目的以外で、その費用をかけているものを使用(パソコンの使用、インターネットの使用)は、経費として認めることはできないんです。

そのため、Jさんのパソコン代やプロバイダ費用などは、アドセンス用で使用して分(80%)とそれ以外で使用して分(20%)なのであれば、パソコン代やプロバイダ費用のうち、8割は経費にできるけど、2割は経費にできないっていう感じになります。

逆に、自宅でアドセンスの記事を書くために、一つの部屋を使っていて、アドセンスの記事更新でしか使わない部屋があるとすると、自宅の家賃のうち、その作業部屋の家賃は経費にできます。

例えば、賃貸している全体の部屋の面積が50平米で、アドセンスの記事更新のために使用している部屋の面積が10平米だとすると、家賃のうち5分の1(10平米÷50平米)は、経費にすることができます。

まとめ

副業のアドセンスの所得は、「事業所得」もしくは「雑所得」に区分されます。

「事業所得」が赤字の場合には、他の黒字の所得と合算(損益通算)し、節税することが可能となるため、アドセンスの所得を「事業所得」としたいと誰もが考えるんです。

しかし、副業の所得が「事業所得」になるために、

「事業的な規模」

っていうことを満たす必要があって、お小遣い程度の収入ですと、これを満たすのは難しいです。

結果として、損益通算による節税は難しいと思います。

あと、副業のアドセンスの所得が「雑所得」であっても経費っていうは認められるんですが、どんな費用でも経費にできるわけではなく、副業収入を得るために必要な費用だけなので、その点も注意は必要です。

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私は、普段、経理マンとしてお仕事しつつ、こんな感じでネットビジネスもやっています。

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