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アドセンス収入が38万超えそう!支払い額を調整すれば税金対策できる?

目安時間 9分
詳しいことはよくわからないけど、アドセンス収入が38万円を超えたら税金がとられるらしいって聞いたYさん。
1月~11月までのアドセンス収入が30万円、12月には20万円ぐらい稼げそうなんだよね~。
このままいくと、年間50万円の収入になってしまって、サーバー代とか通信費なんかの経費を控除しても、所得が38万円を超えそう。。。
12月の20万円のアドセンス収入はありがたいけど、、、これが合算されなければ、税金払わなくてもいいのにな~~~???
すぐにお金をもらわなくても構わないから、支払いを先延ばしして、税金払わないようにならないかな~?

って、こんな風に考えたくなりますよね~。だって、せっかく稼いだお金だもん、1円でも税金とられるのってイヤですよね。

ちなみに、アドセンスでは、支払い管理画面で「最低支払額」や「支払いスケジュール」を調整して支払いを先延ばしすることはできるんです。

ただ本当に、この支払い管理画面で『支払いを先延ばし』することによって、税金対策になるのでしょうか?

アドセンスの報酬の支払いを先延ばしすると税金対策になるのか?報酬の支払いと税金対策の関係をまとめてみます。

アドセンスの報酬の支払いを先延ばしすると税金対策になるのか?

グーグルアドセンスのホーム画面に「お支払い」って項目がありますが、たぶん、ほとんどの人は、初めて口座の設定をしてからは、いじっていないですよね。

基本的に、支払いスケジュールは変更できないっていうことになっているんですが、

「お支払い」をクリックし、さらに、「設定を管理する」をクリックして進んでいくと、この金額を超えたら報酬を支払いますよ~っていう「基準額8,000円」を増額したり、支払いを最高1年間保留するっていうことができるんです。

結果的に、支払いスケジュールをコントロールすることはできるんです。

Yさんのように、1月~11月までのアドセンス収入が30万円。12月が20万円のアドセンス収入が発生したとしましょう。

もし、12月分のアドセンス収入の支払いを延期して、来年1月に支払うようにしてもらえれば、Yさんの年間の現金収入は30万円となり、サーバー代や通信費含めて経費が1万円あったとすると、Yさんの所得は29万円(=収入30万円-必要経費1万円)ってなります。

個人で所得が発生した場合に支払わなくてはいけない税金を所得税っていうんです。

この所得税は、所得×税率で計算されています。

当然のことながら、所得が0より小さければ税金はかかりません(ただ、所得がマイナスだとしても国からなにかもらえるわけではないんですが、、、)。

そして、この所得税の特徴として、どんな人でも、所得から基礎控除(38万円)を差し引いていいですよ~って決まっているんです。

ですので、Yさんの所得が29万円だったとすると、その所得から基礎控除38万円を差し引いたらマイナスになりますので、税金(所得税)はとられないっていうことになるんです。

あ~~~よかったね~~~~Yさん!!!って、違~~~~う!

いやいやいや、ちょっと待ってYさん!

Yさんの所得は、29万円ではありませんよ~~~。

所得税法では、報酬として受け取る額が確定したタイミングでその年の報酬にしなくてはならないっていうことになっています。

例えば、12月のアドセンス収入は、12月1日~31日までのブログで配信した広告を12月中に誰かがクリックすることによって報酬として受け取れることは確定しますよね(金額確定には数日かかる時もありますが、、、)。

そのため、Yさんが12月に獲得した20万円については、Yさんにすぐに支払われようが、1年後に支払われようが、12月にその報酬が発生したことには変わりありません。

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ですので、Yさんの所得は、

30万円(1月~11月までの収入)+20万円(12月の収入)-1万円(経費)=49万円

となってしまって、基礎控除38万円しか所得から控除できるものがないとすると、所得税はとられることになってしまいます。

つまり、アドセンス収入が38万円を超えそうで焦って、アドセンス収入の支払いを先延ばししたとしても税金対策はできないってことなんです。

アドセンスからの収入を支払い額で所得計算できるときもある?

Yさんの例のように、1月~11月のアドセンス収入が30万円、12月のアドセンス収入が20万円といったように、その収入が発生したタイミングで報酬に含める考え方を『発生主義』っていうんです。

これに対して、実際に、現金の受け入れ、払い出しがあったときに、収入や経費を計算する考え方を『現金主義』っていいます。

普通に生活を送っていると、損したとか、得したとかって、手元のお金が減ったとか、増えたとかで考える方が多いと思うので、実際の生活に即しているのは『現金主義』の方ですよね。

ある条件を満たせば、こんな実際の生活に即した考え方の『現金主義』で所得を計算してもよいですよ~って、所得税法で決められています。

その条件とは、

①青色申告者であること
②現金主義による所得計算の特例を受けることの届出書を税務署に提出していること
③②を適用を受けたい年の3月15日までに提出していること
④適用を受けたい年の前々年の不動産所得と事業所得の合計が300万円以下であること

っていう4つの条件をすべて満たしている必要があるんです。

うわっ、面倒くさそうだし、、、手続きいっぱいしなくちゃいけなさそう

って感じですよね。

青色申告承認申請をして、なおかつ、現金主義の特例の承認を受け、前々年の所得が300万円以下といったような条件を満たさなくてはいけないんです。

いずれにせよ、

③現金主義を採用したかったら、採用したい年の3月15日までその申請を出してね!

っていうのがあるので、11月のタイミングで現金主義で収入を計算したいって思っても、、、もう遅いといいますか、、、そんな感じなので、、、

現金主義を採用したいようであれば、3月15日までに用意周到に準備しておかないとダメってことなんです。

まとめ

Yさんは1月~11月の報酬が30万円でした。12月の報酬が20万円だったので、報酬を受け取りを12月から1月にずらしました。

一方、Kさんは1月~11月の報酬が30万円で、12月の報酬が20万円で、普通に12月の報酬を受け取りました。

この二人って、報酬の支払われ方が違うだけで、それ以外は同じですよね。

受け取った報酬を基準に考えるとYさんは30万円の報酬で税金はかからない、Kさんは50円の報酬で税金がとられる。。。

これって、直感的に、変だな~って思いますよね。

所得税法では、こんな不公平な条件にならないように、報酬を受け取れる権利が確定した時に収入としてカウントするっていう風に決めているんです。

ですので、支払額を調整したとしても税金対策はできないんです。

もし、こちらで取り上げた例以外でも、ネットビジネスをやっていて、税金や経理処理などで疑問に思うことがありましたら、 お気軽にご質問ください。

ご質問ございましたら、こちらのページの下にある『コメントフォーム』にご質問頂くか、もしくは、『質問箱』を用意しておりますので、そちらにコメント頂けますとありがたいです。

ちなみに質問箱は!!!⇒こちら

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管理人のけんけん先生です。

普通に顔出ししてもよかったのですが、税理士資格を持ちつつ、サラリーマンもしているので、、、何かと面倒じゃないですか、、、それなので、このブログでは「けんけん先生」として活動しています。

私は、普段、経理マンとしてお仕事しつつ、こんな感じでネットビジネスもやっています。

税理士さんが税金を解説するための税金関連サイトは星の数ほど作られています。

そんな税理士さんたちが作っているサイトですが、ネットの世界で情報を発信しているにもかかわらず、ネットビジネス専門の税金関連サイトって、ほとんどないです。

ですが、私は、このサイトを通じて、ネットビジネス専門の税金関連情報を発信しています。

なんで私がそんなサイトが必要だと思って、このサイトを立ち上げたのか?を書くと長くなってしまうので、こちらにまとめてました。

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